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忙しい人こそ始めよう!先を見通しやすい新しい投資法をご紹介

先を見通しやすい新しい投資法

将来のために資産運用を始めたいと思っても、仕事や家事で忙しく、なかなか手をつけられない。
余裕がないときに、たくさんある投資手法を比較検討…と考えるだけで億劫になりますよね。

そんな忙しい人だからこそ、おすすめできる資産運用方法があるんです!

本コラムでは、今すぐに投資運用を始めるべき理由や、忙しい人に向いている投資方法をご紹介します。 

後回しにはできない!今、資産運用が必要とされる理由

参考:総務省『消費者物価指数(総合指数・2020年基準の時系列データ)』をもとに作成

この5年間で凄まじく物価が上昇しています。

預貯金・金利(2025年4月現在)

通常貯金0.2%(例:ゆうちょ)
定額貯金(3か月)1.5%(例:SBI新生銀行)
定額貯金(3年以上)0.32%(例:ゆうちょ)

消費者物価指数(CPI)は2025年1月時点で前年同月比3.2%、この5年で10%上昇しています。
一方、この数値を見ると、預貯金金利が物価上昇率に追いついていないことが分かります。

要するに、銀行に預けていても利率よりも物価指数が高く上がっていく傾向があるため、預けていると相対的に損するということです。

具体例)
100万円を貯金した場合、1年後には2,000円の利息しかない(金利0.2%時)。
そんな中、物価が3.2%上昇すると、商品金額は103.2万円に値上がりするということに。

このように、預貯金ではインフレに対応できず、資産が減少するリスクが高まるので、投資運用でインフレに対抗し、資産を増やしていくことが求められてきているのです。 
このインフレ基調は、現時点では収まる兆しが見られません。
自分の預貯金が事実上目減りしていく中、忙しいからといってこのまま放置し続けるわけにいかないですよね。


毎日忙しくても運用できそう!手間のかからない投資手法

どんなに自分が忙しくても、世の中のインフレ基調は止まらない。
だからといっても、毎日忙しくて考えてる暇がない!
そんな多忙の人にこそおすすめしたい、資産運用の方法は以下の通りです。

NISA

NISAは、少額からの投資で得られる利益が非課税となる制度です。
投資の運用益が非課税となるため、長期的な資産形成に適しています。
忙しい人でも、つみたてNISAを利用すれば、毎月一定額を自動的に積み立てることができ、手間がかかりません。
さらに、インデックスファンドやETFなどの自動積立が可能で、分散投資を簡単に行えます。
非課税のメリットを享受しながら、効率的に資産を増やすことができます。

参考:NISAを知る:NISA特設ウェブサイト:金融庁

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、複数の投資家から資金を集めて不動産プロジェクトに投資する方法です。
投資家は少額から参加でき、事業者が集めた資金で不動産を購入・開発します。
そこから得られた賃貸収入や売却益は、運用期間終了後にお金として投資家に支払われます。
少額から投資が可能で、運用や管理はプロが行うため、忙しい人でも手軽に始められます。

プロの運用により、物件選定や管理の手間が省け、安定した収益を期待できます。
さらに分散投資がしやすく、リスクを抑えながら資産増を目指せるでしょう。

債券投資

債券は、国や地方公共団体、企業などが資金を集めるために発行する有価証券です。
投資家は債券を購入し、一定期間後に元本と利息が返還されます。債券の種類には、国債、地方債、社債などがあります。
債券投資は比較的リスクが低く、安定した利息収入が得られるため、忙しい人に向いています。
また、債券は市場の変動に対して比較的安定しているため、他の金融商品に比べて安全性が高く、長期的な資産形成におすすめなので、忙しい人でも安心して投資を続けられます。

AIアドバイザー

AIアドバイザーは、AIが自動で資産運用を行うサービスです。
手数料が比較的低く、手軽に利用できるのが特徴です。
投資の知識がなくても、リスク許容度に応じた最適なポートフォリオを自動で構築・管理してくれるため、忙しい人に向いています。
時間をかけずにプロの運用を受けられ、資産形成を効率的に行うことができます。
また、スマートフォンやパソコンから簡単にアクセスできるため、忙しい日常の中でも手軽に運用状況を確認できます。 

参考:AIディスカッションペーパー(第1.0版) 金融分野におけるAIの健全な利活用の促進に向けた初期的な論点整理 ―金融庁

金・銀・プラチナなどの貴金属への投資(コモディティ投資)

金、銀、プラチナなどの貴金属への投資は、現物資産やETFを通じて行います。
貴金属は株や債券とは異なる値動きをする特徴があるため、分散投資の一環として利用されることが多いです。
貴金属は長期的に価値が安定しており、インフレ対策としても有効です。
特にETFを利用することで、忙しい人でも手軽に貴金属投資を始められます。
管理の手間が省け、分散投資を通じてリスクを抑えながら資産を守ることができます。


忙しい人には不向きでも、こんな投資手法もあります

投資には様々な方法がありますが、時間的余裕のない方には難しいものもあります。
その投資の概要とその理由について説明します。 
よく話題にのぼる投資手法もあるので、かんたんにでも知っておくと安心かもしれません。

個別株

個別株とは、特定の企業の株式を購入し、その企業の成長や業績に応じて利益を得る投資商品です。
株価の変動により、配当金や売却益を得ることができます。
しかし、個別株は銘柄の選定や運用のために企業分析や市場調査が必要であり、時間と労力がかかります。

単元未満株(ミニ株・端株)

単元未満株は、通常の単元株数(100株など)に満たない1株単位で購入できる株式です。
少額から投資を始められ、分散投資がしやすいのが特徴です。
購入しやすい反面、株単価が低いため利益が少額で、株主優待を受けられない銘柄も存在します。
場合によっては手数料負けを起こす可能性もあります。
また、個別株と同様に企業分析や市場調査が必要となり、利益に対して時間と労力がかかるため、あまりおすすめできません。

貯蓄型保険

貯蓄型保険は、保険と貯蓄を兼ね備えた商品です。
一定期間保険料を支払い、満期時に保険金を受け取ることができます。
生命保険や年金保険などが含まれ、保障と資産形成を同時に行えるのが特徴です。
しかし、長期間にわたる契約が必要で、途中解約すると元本割れのリスクがあります。
長期的な資金拘束が負担となる可能性があり、そうなったときに契約内容の見直しや管理に時間を割く必要があるため、忙しい人にとっては負担になることも。

FX(外国為替証拠金取引)

FXは異なる通貨を売買して利益を得る投資方法です。
24時間取引が可能で、為替レートの変動を利用して利益を狙います。レバレッジを利用することで、少額の資金でも大きな取引が可能です。
しかし、市場の変動が激しく、短期間での売買やリアルタイムでの対応が求められます。
ずっと市場を監視し続けられるような環境が必要ですし、実際に難易度の高い投資方法だといわれています。

暗号資産(≒仮想通貨)

暗号資産は、ビットコインやイーサリアムなどのデジタル通貨に投資し、その価値の変動から利益を得る投資方法です。
ブロックチェーン技術を基盤とし、分散型の取引が特徴です。取引所を通じて24時間取引が可能です。しかし、FX同様に価格変動が非常に大きく、短期間での売買や価格変動時の対応が求められる商品です。
セキュリティ対策やウォレット管理など情報取集にも時間がかかるため、時間に追われているような人には適していない投資商材と言えます。


まとめ

忙しい人に向いている投資と向いていない投資を紹介しました。
自分に合っているなと感じた投資手法を選び、実践してみてください。
投資を始める際にはリスクを抑えた運用を心がけ、長期運用や分散投資を取り入れましょう。

不動産クラウドファンディングは価格変動が少なく、少額から投資が可能で、期間が決まっているため運用プランが立てやすく、初心者にもおすすめですよ。 

資産運用について他にお悩みや不安がある際は、他のコラムも参考にしてください。 

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