投資信託〔初心者のための投資用語解説〕
投資信託とは？
投資信託は、みんなから集めたお金を投資のプロ（ファンドマネージャー）がまとめて運用してくれる仕組みです。
あなたが直接株や債券を選んだり、分析したりする必要はありません。
証券会社や銀行で、投資信託の商品を選んで投資する金額を決めるだけ。
運用で利益が出たら、投資した金額に応じて投資家に分配されます。
- プロに運用をおまかせできる
個人で銘柄選びや市場分析をする必要がなく、プロ（ファンドマネージャー）が投資先の選定や管理を代わりに行ってくれます。 - 少額から始められる
1万円程度、商品によっては100円や1,000円といった少額から投資を始められます。 - 分散投資でリスク軽減
1つの商品に複数の銘柄（株や債券など）が入っているので、リスクが分散されます。 - 商品の種類が豊富
商品によって投資の対象や運用方針などがそれぞれ異なります。
株式中心、債券中心、海外投資など、自分のポートフォリオ構成やライフプランに合わせて、様々なタイプから選べます。
- 手数料がかかる
購入時の手数料や、保有中の信託報酬（運用管理費用）が発生します。
特に、信託報酬は、保有している資産残高に応じて毎日引かれるランニングコストなので、事前に何％なのかをしっかり確認しましょう。
信託報酬の一般的な水準は、インデックス型は年率0.3％以内、アクティブ型は0.5～2％程度です。 - 元本保証はない
銀行預金とは異なり、投資なので、市場の変動により投資した金額が減る可能性があります。 - 株よりも換金に時間がかかる
投資信託は売却してからお金が戻るまで、数営業日かかるのが一般的です。
「すぐ使うお金」は別で確保しておきましょう。
安全性と資産保護
投資信託の場合、投資家の資産は「信託財産」として分けて管理されているので法的に守られています。
万が一、運用会社が経営破綻しても、あなたの資産は倒産した会社の債権者から守られ、時価で戻ってきます。
注意！保障されるもの・されないもの
ただし、「市場の値動きによる損失」は誰も守ってくれません。
信託財産の保護（信託保全）はあくまで「会社の破綻リスクに対する安全網」であって、損をしない仕組みではないことは、理解しておきましょう。
重要度：★★★★★
投資を始める上での最初のステップとして極めて重要です。
多くの方が利用する投資信託は、資産運用を行う上では欠かせないものではないでしょうか。
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